先日、亡き父の旧友の奥様が急逝したと情報が入り、きょう午前葬儀に参列してきました。 親しくしている従姉妹の嫁ぎ先でもあります。
84歳の奥様はとてもお元気だったらしく、その日もいつもどおり食事をし、いつもどおり庭の手入れをして過ごしていたところ、突然激しい頭痛に襲われ、手の施しようがない状態だったと。。。
手術で出血を取り除いても意識の回復は難しいとDrからの話。
延命処置をするか、このまま看取るかの選択をしなければならない親族。
延命はしなかった。。。静かに翌朝息を引き取ったとききました。
読経中、何度も大きくため息をつきながら、祭壇の写真を見つめているご主人の姿がありました。
60年以上連れ添った奥さん。4歳年上の自分が奥さんに看取ってもらうはずだったのにと。。。
あまりに急な今生の別れ。
延命をしなかったことを、
「まだ何も言ってない。せめて一週間でも看病したかったなぁ。伝えたい事がいっぱいあったのに何も言わないうちに、逝ってしまった。。。」 と、小さくつぶやいたそうです。
葬儀が終わりロビーでお会いしました。
約20年ぶり。
「本堂です。ご無沙汰しております」
「お~博美さんの~」と、とても懐かしそうな笑顔で手をとってくれました。
私号泣。博美は亡き父の名前です。
従姉妹が初めてだっけ?っていうので、
「若い時にお会いしましたよね^^」と私が言ったら
「うんうん。今も若いけどな!」って。。。w
「父は向こうに逝っちゃいましたけど、まだ来るなって言ってますよ」って言ったら
「うん。逝っちゃたよなぁ。。。うん。まだ逝かないよ」って。
父と話しているみたいでした。
穏やかで、温かい余生でありますように。
読んで即、涙(やはり)。
今日はおつかれさまでした。
悲しいことなのでしょうけど、
なんだか悲しいだけじゃない、
じんとくる涙がでますね。
いろんな思いがこみ上げてきて、とても深い時間を過ごしました。
見送る立場になる私たちの年代として
すこしだけ先輩のご遺族たちの覚悟。
先立つ方の潔い旅立ちかた。
心の整理をする時間は、思わぬくらい慌ただしく過ぎますが、一段落着いた頃に、訪れる大きな喪失感。
今は、まだ、まだ、準備は、必要じゃないと思っても、
少しずつ、「お別れの仕方」を、見習わなければと思います。
できれば、いつか、置いてゆく我が子達への心配りが、出来るほど、強くなりたいですね。
無理だったら、枕許にたとうかな。
いつか訪れる時を、日々どこかに意識して過ごすようになってます。
私枕元に立ったら、「いい加減に片付けろ!!」と娘に説教してるかも!笑